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2011年11月20日 (日)

【アートレビュー】法然と親鸞 ゆかりの名宝

昨日、東京国立博物館での「法然と親鸞 ゆかりの名宝」に行ってきました。土砂降りだというのに、結構な人出でした。

C11012m

今年は法然没後800回忌、 親鸞没後750回忌ということで多くのイベントが企画されていますが、法然と親鸞ゆかりの名宝を一堂に集めた今回の展覧会は貴重なものといえるでしょう。

浄土宗、浄土真宗それぞれ宗祖である二人の考え方は、法然が「念仏為本」、親鸞が「信心為本」といわれています。しかし、両者にそれほどの違いがあるわけではなかったようで、それは展示の中にあった絵伝「信行両座」が伝えています。親鸞が一門に、往生するためには「信=信心」と「行=念仏」のどちらが重要なのか、問うたのに対し、親鸞はじめ数名が「信」の座に着いたのですが、大方はどちらに座ろうか迷っていたところ、法然も「信」の座に着いたというエピソードです。もっとも浄土真宗側の絵伝のようではありますが。

「法然 生涯と芸術」で展示されていた法然上人絵伝(法然上人行状絵図)をはじめ、多くの絵伝が展示されています。文字は読めなくとも、ビジュアルによって多くのことが伝わってきます。これは、現代のプレゼンと一緒ですね。

企画段階ではまさか大震災に見舞われるとは思いもしなかったでしょうが、二人が生きた末法の世といわれた混乱の時代と現代には通じるものがありそうです。どう生きていくか、真剣に考えることも必要な気がします。

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